「お仕事依頼サイト」に感じるやるせなさ: Meine Sache ~マイネ・ザッヘ~ (via deli-hell-me)
“ テレビの世界と手を切る直前の2007年に、NHKの某情報番組で働いていたぼくは、ネタを探していてクラウドソーシングについて知りました。そして「これは労働の概念を変えるかもしれない」と直感して企画にとりかかりました。しかし結局企画はボツになりました。
そのとき言われた上司の言葉は今でも忘れられません。クラウドソーシングの概念について説明するぼくを制して、彼は呆れたようにこう吐き捨てたのです。
「それ、日雇いだろ」
当時のNHKは、「ワープア」と反派遣労働キャンペーンの真っ最中で、局内は自由主義的な刷新を排撃する空気に満ちていました。そこでは、クラウドソーシングのようなサービスは、正規雇用の対極にある悪質なサービスでしかないのです。
NHKの奮闘により、正規雇用以外の労働を卑下する考え方は社会に深く根を張り、日本から生まれたかもしれない労働の革新はブレーキをかけられました。そして今、アメリカで生まれつつある「イノベーション」を見て、「アメリカは革新的だなー」と日本人はため息をつきます。切ない話です。 ”